2010年7月6日火曜日

擬態

庭で珍しいものをつかまえた。

アブラムシを退治するため足を運んだ
バラの葉の上に違和感を感じてよく見ると、
少し大きめで、触角がやけに太い蟻が目に入った。

その風変わりな姿態よりも
(なんか...虫が私の顔を見てる...)
っていう視線に違和感を感じた。

蟻ってどっちかというと、
周囲に無関心の風情を漂わせているが
でもあの時は「やばい..!」っていう気配があった気がした。


その蟻は葉の上でまだじっとしているので
あわてて家にかけこんで、
小さな蓋つきのガラス瓶を持ち出して採集しようと試みた。
するとなんと!お尻から糸を吐き出してジャンプした。

その糸が災いして、まんまと捕獲成功。
普通の蟻だったらとっくにどこかに行ってしまっている。
ちょっとこの虫、頭悪いかも...!

調べてみると、『クモ蟻』という蟻に良く似たクモで、
その姿形や動きまで、蟻にそっくり似せている生き物なのだそうだ。

瓶に閉じ込めさんざん観察してから元の場所に戻した。
がんばってアブラムシを穫っておくれー。

しかし、珍しいものが庭なんかにいたものだよ。
自然が豊かってことよねー...。




そして擬態といえば 攻殻機動隊 を思い浮かべてしまう、
そんな因果な性癖を、最近あきらめと共に覚悟した。
やっぱり「普通に主婦」っていうのは私には難しそうだ。

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