2011年6月20日月曜日

やっぱりね、手紙はうれしいよ。

今日は良いことがあった。
昨晩のヤフオクで競り負けたくやしさが吹っ飛ぶくらいの素敵なこと。


はす向かいのご近所さんから梅をいただいた。
2月頃に梅の花の香りがとてもよくてほめたら
その話を覚えていてくださって
今日、たくさんの梅を持ってきてくださった。

『最近なんだか少なくなってね』、なんておっしゃてたのに。


あと、スペイン旅行でご一緒した方から
絵はがきをいただいた。

ご年配の方で、私たちとは距離を置いている感じの方だったので
少し意外だった。
思い出してくださることがとても、とてもうれしい。

もうツアーはいやだと相方に話していたから尚更のこと。

私は短期間、他人と行動を共にするというのはあまり得意ではないのです。

すぐに人を好きになってしまうので、
受け入れてくれないのも悲しいし、
仲良くなるのも辛いし、
微妙な距離感がつらすぎる。

私たちにも色々あって、たぶん先方にもいろいろあって、
みんな色々抱えているけれど、
手を伸ばせば届くということがキラキラと今、自分の中で大きく反射している。


たくさんの大切な人に、
どんどん大きくなってしまう私の懐の中のリストに、
こっそり名前を刻んでいる人たちに、
どうしていますか?と、
すこしづつ、手紙を書こうと思っている。

2011年3月5日土曜日

これだけは絶対

自分のサイトを作っては考え直し、作っては壊し...というのを繰返している。

最近自分は、デザイナーとして「広く求められる部分」に多くの気を取られていた事を反省。

コピーライティング、イラスト、コーディング...

色々できるけど「これだけは絶対」っていうのを伸ばして行かなくちゃね。

2011年3月4日金曜日

ま、いっか

ブログの更新が滞っている。
むかしハゲ武者のような上司に

「○○さん(私)の私生活って興味持てない。
 だって普通っぽいんだもん」

そう言われた事が
たぶんトラウマになっているんだろうな。

ちょっと良い事、ちょっとカッコいいことを書こうとしてしまうのだ。

でも...
ちょっと違うところを探しつづけるのも、
くたびれてしまわないか?

そう思った。

こころの垂れ流しでも、ま、いっか。

2011年1月5日水曜日

卯年



あけましておめでとうございます。
福島の民芸品のうさぎ、今年の年賀用切手に採用されていましたね。
あれより数段パワーのある、エキセントリックなうさぎがうちにはあります。
93歳のみよしばあちゃんが作った「玉うさぎ」。
うさぎを振ると中の豆がカラカラといい音で鳴ります。

みよしばあちゃんにはここで会えます。

福島県 デコ屋敷
http://www.dekoyashiki-daikokuya.co.jp/


最近わたしの中で民芸品熱が高まって来ました。
世間的にもこれからますます上がってくるのでは。

早くから目を付けてたみうらじゅん。
その先見の目はさすが。

http://www.amazon.co.jp/みうらじゅんマガジン-vol-3-フィギュ和-みうらじゅん/dp/4861914779

2010年10月19日火曜日

スペイン旅行記



10月あたまにスペイン旅行から帰って来て、ブログを少しずつ作りつつ、遅々として進まない。
スペインとはどんな国だったんだろう?
大量の写真と動画を前にしても、まだつかめずにいる。
ただ今は、人の温かさと空の青さ、高さが懐かしい。
また行きたい気持ちでいっぱいだ。

2010年10月17日日曜日

セミナー「特殊印刷・加工 ケーススタディ」

恵比寿にある amu にて開催されたセミナー「特殊印刷・加工 ケーススタディ」に参加してきました。
以下は、メモです。



  • 「ものづくり」はカスタマイズ化されていないし、されにくい。

  • 佐藤直樹氏がディレクションした「WIRED」は日本初のフルDTP化された雑誌。1996年のこと。

  • お金がない中での工夫が大事。型にとらわれないこと。
    例:CMYK4色の上に活版で印字したポストカード

  • たくさん仕事をこなして事例が増えても、予測がつかないところにチャレンジすることが大事

  • 特殊印刷の定義は?
    CMYKで透明インキを通常としてそれ以外?
    線引きを決めた上での話なので、定義づけが難しい。

  • 特色で良いもの、CMYKで良いもの、それぞれを見極めて目的にあった手法をとる事が大事。

  • 制作者の『どや顔』(したり顔、得意顔)に対して感じる、やり過ぎにぐっとこない感じ、白々しさはいただけない。
    本づくりの場合、本の内容が主役であり主体である。それにのっかっていることを忘れないことが大事。

  • 特殊印刷をすることは、本来そうすべきところに発揮すべき。
    意味と重要性を見失わない事。

  • 活版や特色の技術は未来につないでいくために、今後高級になっていくかもしれない。
    そういうことも含めて考えられるデザイナーになるべき。




<印刷の事例>



  • 新世紀メディア論

    ロゴの赤の表現(2色刷り)と、表紙と中表紙の手書きによるロゴの掠れの表現に関するこだわり

  • 阿部仁央 フリッカー

    (HOME > INSTALLATON/PUBLICATION > Hitoshi Abe FLICKER)
    予算が限られた中では写真をフルカラーで掲載する訳にはいかない。
    モノクロの写真をきれいに見せるために、スミ+1色で印刷。
    設計図にはグロス感のあるニスをのせることで、図と地を絶妙なバランスで表現。

  • ハニカムチューブの建築

    印刷は予算が限られているので「阿部仁央 フリッカー」と同じにはできなかった。
    何を捨て、何を取るかが大事。
    製本とプラスチックの外枠の技術の素晴らしさ。日本の技術力の高さ。

  • ネオンアディクト 蛍光色の本

    写真のCMYKを蛍光色に置き換えて印刷。アーティスト「生意気」の事例。
    ただ置き換えるだけでなく、CMYKそれぞれのパーセンテージを変えることによってベストの表現に近づけていく。

  • 装丁道場

    紙に対してにじまないインクの選定、手書きのロゴが映える。王道な装丁。

  • 訳者解説

    イエローの英単語の上に、タイトルのブルー。イエローとブルーの掛け合いでグリーンになる割合、そしてタイトルを沈ませない配分の具合が絶妙。

  • 自分の仕事をつくる

    タイトルの黒字を引き立たすため、その下に白を大きめに印刷。版ずれもねらっている。

  • 自分の仕事を生かして生きる

    帯のタイトルは反対色のためハレーションを起こしているが遠くからでも目立つ。逆に文は読みやすさ重視。





<質疑応答 概略>



  • 見積もりについて
    印刷に関しては印刷会社さんの協力が不可欠。
    信頼できる印刷会社さんを探して、日頃から信頼関係を築くことが大事。

  • クライアントに対する説明について
    まだ形になっていないものを説明するとき、クライアントが想像できる、共有できるものを用意する。
    以前つくったものの合わせ技や、企画書に手書きのイラストで、下手でもいいから丁寧に書いて行く。



僭越ながら質問させて頂き、佐藤直樹さんにこんなアドバイスを頂きました。
「たとえWebのお仕事でも、好きなことを形にして見せることが大事。
自腹を切っても名刺を好きなように作ったり、表現することによって次につながる」

それぞれの事例に「Rhino」のどの見本が対応しているか教えてくださったので有り難かった。クライアントとのやりとりにも、とても有効だなと感じました。
「Rhino」に関して言えば、借出しだと思って(19,950円かぁ...)とドキドキしながら触っていたので、まさかの持ち帰りで得した気分で帰って来ました。

今回初めて足を運んだ amu (多目的クリエイティヴ・スペース)は、入口が奥まっているので、まるでちょっと高級なレストランのようです。オドオド入ったら、中はひんやり爽やかな、居心地良い空間でした。

11月からの「Sharing. リトアニアへの旅」という企画にも興味津々。
今度ふらっと行ってこようっと。


※私なりに解釈して要約しているので、実際の内容と違うかもしれませんがご容赦ください。またお気づきの点がありましたらお知らせいただけるとありがたいです。

2010年10月16日土曜日

花講座

先日、O女史の紹介で坂村岳志氏が講師をされる花講座に参加してきました。

南青山の DEE'S HALL が会場。
開催中の中西 洋人「花のための木の器」の木工の花器を用いて花を生けるワークショップです。

会場が建物の外だったのですが、秋のカラッとして抜けた空気の中で教わるのはとても気持ちがよかった。
用意されたお花はすべて、秋の草花。
途中、先生が自転車で近所の花屋さんに足りない花を調達に行ったりと、なんとも和んだ雰囲気で心地が良かった。

「面と点と線を意識して」と言われて勝手が分からず、当初「爆発しているみたい」と言わしめた私の作品も、このように整えていただきました。
いやー、先生!ほんとにすごいです!



花器が載った台を風が通り抜けるので、野山の草花のように揺れるのが気持ちよかった。



今回のEXHIBITION の主役、中西洋人氏の花器に目移りし通し。
木肌が薄くて儚げだけども安定感がある土器のような佇まい。
とても素敵です。

そもそも家具づくりに携わっていた中西氏が木で花器を作るきっかけとなったのが、坂村岳志氏の「こんなものが欲しい」という要望からだそうです。
生木を木工用のろくろで削り出すときには、樹液が飛んでくるほど木が水を含んでいるそうです。
作品完成後にお茶を頂いているときにご一緒したのですが、私たちの質問にまっすぐ答えてくださる姿が印象的でした。

中西氏の花器は10/19まで DEE'S HALL に展示されていて、購入することができます。


中西 洋人「花のための木の器」
http://www.dees-hall.com/exhibition/ex87.html
会期:2010.10.12.tue. - 10.19. tue.

nakanishi wood works:
http://kannami-labo.petit.cc/

DEE'S HALL:
http://www.dees-hall.com