2010年6月8日火曜日

「人の痛み」を知らない子へ


映画化に伴う文庫版を購入した。
別の機会に目にした中島哲也監督の「命の授業」というコメントに惹かれたからだ。


前半の、森口先生の言葉が印象に残っている。
「道を踏み外して、その後更正した人よりも、もともと道を踏み外すようなことをしなかった人の方がえらいに決まっています。」

人の痛みが分かること。
それが人とコミュニケーションをしていくのに最低限必要なこと。
痛みを知るためには、何が必要なんだろう?
分からない子には、どうやって伝えたらいいんだろう?


監督による巻末の書評の

 誰も本当の事を言っているかどうか分からない。
 そのため色々な解釈ができる。

そんな内容のコメントを見て、少し救われた気持ちになった。


「告白」湊 かなえ

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