先日、O女史の紹介で坂村岳志氏が講師をされる花講座に参加してきました。
南青山の
DEE'S HALL が会場。
開催中の
中西 洋人「花のための木の器」の木工の花器を用いて花を生けるワークショップです。
会場が建物の外だったのですが、秋のカラッとして抜けた空気の中で教わるのはとても気持ちがよかった。
用意されたお花はすべて、秋の草花。
途中、先生が自転車で近所の花屋さんに足りない花を調達に行ったりと、なんとも和んだ雰囲気で心地が良かった。
「面と点と線を意識して」と言われて勝手が分からず、当初「爆発しているみたい」と言わしめた私の作品も、このように整えていただきました。
いやー、先生!ほんとにすごいです!

花器が載った台を風が通り抜けるので、野山の草花のように揺れるのが気持ちよかった。
今回のEXHIBITION の主役、中西洋人氏の花器に目移りし通し。
木肌が薄くて儚げだけども安定感がある土器のような佇まい。
とても素敵です。
そもそも家具づくりに携わっていた中西氏が木で花器を作るきっかけとなったのが、坂村岳志氏の「こんなものが欲しい」という要望からだそうです。
生木を木工用のろくろで削り出すときには、樹液が飛んでくるほど木が水を含んでいるそうです。
作品完成後にお茶を頂いているときにご一緒したのですが、私たちの質問にまっすぐ答えてくださる姿が印象的でした。
中西氏の花器は10/19まで DEE'S HALL に展示されていて、購入することができます。